こんにちは、カズマグナムです。
急に暑くなってきましたねー、外出をあまりしていなかったところにこの暑さに見舞われて、結構体に堪えてます。僕は仕事柄人前で話をしなければならない場面が多いのですが、マスクを外せないのでもうそれはそれは暑くて堪らない。
早くマスクとっても大丈夫な世の中になればいいのになー、と切に願います。そういや冷感マスクとかいう、冷却効果のあるマスクがあるにはあるみたいなのですが(色んなものがあるなあーと感心します、、)、感染予防効果はどうなんだろう??
そろそろ夏も本格的に近づいてくるし、試してみようかしら??
さて、今日もルモンドから記事のご紹介です!
↓(ルモンドの記事)
↓(記事のURL)
タイトルは、
「コロナウイルス:MRIで、嗅覚を失った患者の脳に異常を発見」
という感じでしょうか。
イタリアの神経放射線科学者グループは、コロナウイルス感染者の脳をMRI検査した結果、コロナウイルスが脳の嗅覚野に影響を与え、それが嗅覚の異常につながっているのだとする論文を発表しました。
私達の普段感じる「臭い」というのは、臭いの原因分子を鼻孔にある嗅上皮の嗅細胞がキャッチし、その情報がニューロンの電気信号に変わって、嗅球(脳の下部にある嗅神経の情報を脳へ伝える構造)へと伝わることで生じる感覚です。そしてこの「嗅球」が、コロナウイルスによって損傷を受け、その結果として脳へ異常をきたしているというのです。
実際、ある感染者の脳のMRI画像では、脳の嗅覚を司る特定の領域に異常が見られたようです。ですがこの異常は感染の28日後には消えてしまっていたことから、ウイルス感染の初期症状としてのみ見られる現象のようです。
また、別のフランスの研究グループで同様にコロナウイルス患者の脳のMRI検査を行った例では、ウイルス感染の4日後に嗅覚や味覚が失われ、1週間後には嗅球に水腫ができていることが確認され、24日後には水腫の異常はなくなりました。
<今日のフレーズ>
今日は、コロナウイルスの神経に及ぼす作用について説明する一文の一部をご紹介します。
Il semble donc que le SARS-CoV-2 présente un neurotropisme, autrement dit qu’il possède la capacité de pénétrer, via le bulbe olfactif, dans le système nerveux central et d’y provoquer une atteinte directe.
「コロナウイルス(SARS-CoV-2)は神経向性(特定の細胞や組織に働きかける傾向)をもつように見える。つまり、嗅球を通じて中枢神経系に侵入する能力を持ち、そこから直接的な作用を及ぼすのである。」
日本では野球の藤浪選手がコロナウイルスに感染した際、嗅覚の異常を訴えたことで話題になってました。とはいえ感染した人みんなが嗅覚に異常が起こるわけでは無いと思うので、その点このウイルスは厄介ですねー。その他症状も人によって違ってくるみたいで、無症状の人もいれば重症化する人もいれば。
感染した人全員が何かしらの症状になるのであればもっと皆が危機感をもてると思いますが、無症状の人は自分は大丈夫と思ってしまいがちなので、その分今回のウイルスは感染の広がりが大きかったんだろうなー。
それにしても、このウイルスはなんで嗅球なんていう所に感染するんだろう。宿主に致命的な影響を与えない場所に感染する方が、寄主としては生き残りやすいのだろーし(宿主が死んだらウイルスも生き残れない)、より勢力を広げるためにそんな所に感染するのかしら??
まあ理由なんて特に無いのかもしれませんが、、、
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