こんにちは、カズマグナムです。
最近ほぼ毎日息子カズマグナム 2号を連れて家の直ぐ近くにある公園に散歩に行くのですが、多分そこで虫(虻か何かかしら?)に刺されたのかして、足が猛烈に腫れてしまいました。。
かつて山の中にキャンプに行って虫に刺されたとき同じように腫れたことがあったのですが、今回もそれと同じくらい腫れて、痛みも結構あって、まさか大阪の街中にある公園でこんなに強い虫刺されにあうなんてって感じでびっくり。
一時は病院に行ったほうがいいと言われるくらい腫れてたのでびびってましたが、とりあえず自然治癒に任せておいて今は治ってきたので一安心です。
ちょっと自然が多いとはいえ街中の公園なので侮ってましたのですが、虫除けはちゃんとしないとなーと反省。
さてさて、今日もフランス語紙のご紹介でーす。
↓(ルモンドの記事)
↓(記事のURL)
タイトルは、
「サハラ以南アフリカでは、コロナウイルスより致死性の高い他の感染症が人々を苦しめ続けている。」
という感じでしょうか。
先進国を中心として始まった新型コロナウイルスによる感染症はアフリカ大陸にも広がりを見せていますが、この地域特有の問題から更なる深刻な事態を引き起こしています。
サハラ以南のアフリカは常日頃マラリアや結核、腸チフス、麻疹、エボラ、髄膜炎などウイルスによる様々な感染症に悩まされてきています。これはアフリカがもともとウイルスの増殖に適した高温湿潤の熱帯気候であることに加え、政府の怠慢によって医療システムは脆弱で、人口の爆発的増加、経済の急成長、そして気候変動といった数々の問題が原因と考えられます。
そんな中、新たに新型コロナウイルスが感染症リストに加わることで医療体制に余裕がなくなり、既存の感染症に対する対処が手薄になってしまっています。コロナ対策に人員や医療品が集中してしまっているため、マラリア対策のための蚊帳が供給されなかったり、抗エイズウイルス薬の処置や予防の為のワクチン摂取が先送りされてしまっているのです。
ただ一方で、アフリカの医療従事者はもともと様々な感染症の恐怖に直面してきているため、コロナウイルスがアフリカを襲ってきても迅速且つ冷静に対処することが出来ており、ウイルスの広がりはそれほど大きくなってはいないようです。
<今日のフレーズ>
今日は記事の終わり、感染症と共に歩いてきたアフリカの強みについて語る一文をご紹介します。
« Le continent fait preuve de résilience dans sa bataille contre le Covid-19. ・・・Malheureusement, les épidémies font déjà partie de notre quotidien. »
「(アフリカ)大陸はコロナウイルスに対する回復力を持っていることを証明しています。不運にも、感染症は既に私達の日常の一部となっているのです。」
アフリカには先進国では見られないような感染症が蔓延しているので、多くの人はアフリカに対して何となく「大変な地域」或いは「遅れた地域」という印象をもっているのではないでしょうか?ですが、アフリカの医療人は常に感染症と対峙してきたからこそ、逆にその戦い方を知っている。
「先進国」という看板を持つ国は、常に途上国を「支援する」、「援助する」というスタンスに立ってきたのではないかと思います。実際、医療技術やノウハウなどは外国から派遣された人間によって培われてきたのは確かだと思いますが、感染症と直に対峙してきたのは、その国の医療従事者です。そして、その経験は彼らに、技術や知識だけでは太刀打ちできないような領域の何か(経験則のようなもの)を与えたのだと言えます。
感染症は、グローバルな発展による様々な弊害がもたらした負の遺産だとも言われます。そんな負の遺産をいち早く押し付けられた途上国は、逆に本当の遺産を最初に産み出すことができたと言えるかもしれません。
彼らから僕たちも学ぶべきことが沢山あるのかもしれませんねー。
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