こんにちは、カズマグナムです。
我が家は僕カズマグナムと奥さん、息子カズマグナム2号、雄のポメマグナム(ポメラニアン)の4人家族です。男だらけの家族なので、女の子が増えたらもっと良いなあなんて言ってます。
奥さんは2人の兄がいるのですが、男ばかりの環境で育ったのもあって、一層そういった気持ちが強いかもしれません。
でもまあそればっかりは神様の思し召しな ので、選ぶことはできませんね。
ところで近年は、人間を性別で単純に二分することが難しい時代となっています。男女で分けることでは覆いきれない程、性の現れが多様になってきています。というより、多様な性があるという事が、最近になって理解されるようになってきたというべきでしょうか。
LGBTという言葉が一般的になったのは90年代頃らしいのですが、最早今はこの枠にも収まらないほどになっています。Queer(クィア)やIntersex(インターセックス)などなど、性の認識はどんどん広がってるような気がします。俄か知識なのであまり詳しいことは語れませんが、、、
新たな名称が増えても、恐らくそこでは汲み取れない人達はきっといるはずで、人間をレッテルで捉えることは難しいというか、最早無意味というべきか。。
勿論そのような性の多様性は受け入れるべきだと僕は思いますが、一方で「男女平等」という考え方にはあまり賛同できません。こういうと語弊があるかもしれませんが、僕は男女は「公平」であるべきだとは思いますが、決して「平等」にはならないと考えています。
男性と女性では脳や体の作り、働く仕組みなど、根本的に違うところがあります。それはどうしようもないことです。元々平等にはデザインされていない生物を、無理に社会のシステムや制度で平等にしようとすると無理が生じます。時には無益な争いにまで発展したりもします。
男性、女性、その他の性、それぞれに適した生き方・働き方があると思います。もっと言うと、個人個人でそれぞれの在り方は違うわけなので、システムでそれに対応しようとしない方がいいんじゃないかと思います。お上の人にとってはシステムやルールでまとめてしまうのが一番ラクで、まあある程度は仕方ないんだと思いますけど、人間はそんなに単純な生き物じゃないですよね〜なんて、、
何だか話が逸れてしまいましたが、、
まあそんなことをぼんやりと考えていると、ショッキングなニュースが目に入ってきました。フランスの新聞リベラシオンの記事です。
↓(リベラシオンの記事)
↓(記事のURL)
タイトルを訳すと
「中国とインドで女性が8000万人不足。ヒューマンライツウォッチの推測」という感じですね。
概要はというと、、
選択的妊娠中絶や男子を望む慣習によって、世界で最も人口の多い2つの国で、男性人口が過剰になっています。その国とは勿論、中国とインドです。ヒューマンライツウォッチは、これらの国の極端な政策を告発しています。
世界保健機関の2012年の調査によると、世界では男女比はほぼ同率(男105:女100)で、男女間では女性の方が僅かに長生きである程度の違いしかありません。
ですが30年ほど前から、特に北アフリカやアジアなどでは「男子を望む」慣習による深刻な男女の不均衡が生じています。
女性の権利についての研究者であるHeather Barr氏によると、中国とインドで8000万人もの女性が不足しているとのことです。
<中国とインドの状況>
中国では1979年〜2015年にかけて「一人っ子政策」がとられ、選択的妊娠中絶が長い間推進されてきました。貧しい家族にとっては、将来働いて家にお金を入れてくれる男子の方が望ましかったので、その結果人口の比率が崩れてしまったのです。今では、地域によっては男120:女100にまで差が出ているようです。
インドでも同様の傾向が見られます。インドの特に郊外(農村地域)では、女子は「経済的な負担」と見なされているようで、結果として中国と同じような不均衡が生じているのです。
<選択的妊娠中絶>
インドの家族達は男子を望むが故に、妊娠して性別が女の子と分かった後、妊娠中絶をすることを厭いません。これは、中国から輸入された安価な超音波検査機のおかげでより顕著になりました。
インドのモディ首相は、2015年にこの対策として#SelfieWithDaughterというキャンペーンを推進しました。これは、女の子と父親が一緒に写った写真をSNSなどに投稿するよう促すものです。(しょーもな!)
これらの国では男性が余りに多くなってしまったので、その結果として女性不足が生じてしまっています。相手の女性を見つけられない男性達は、子孫を残すために強制的な手段で結婚相手をあてがわれるのです。
例えば、ミャンマー北部のKachinやShanという紛争地では、女性達が売人に連れ去られ、中国の家族に売られています。その額は年齢や容姿によって異なりますが、3000ドル〜13000ドルと言われます。
売買された女性達はその後家に閉じ込められ、暴力を受け、子供を産まさせられます。その後、子どもを置いたまま家から追い出されるということもあるようです。
仮に中国やインドで中絶を禁止したとしても、余りに頻繁に行われているためそれを特定して取り締まるのは難しいです。
これらの国々が、女性に対する暴力や女性人口の低下を止めるため危機感を持って前向きに行動する以外に道はない。
とHeather Barr氏は締めくくります。
どちらの国も一部地域の話ではあると思いますが、この文章を読むと、どちらも倫理観を疑うような国だなーと思ってしまいます。
中国では最近、ある科学者が受精卵をゲノム編集してエイズのリスクを低減した双子を誕生させた、というニュースがあったのが記憶に新しいですね。
また、かつて観た中国の映画「再生の朝に ある裁判官の選択」では、死刑囚の臓器が売買され、富裕層の延命に使われていることが取り上げられていました。
インドの郊外の女性への扱いも、「国道10号線」という映画を観ると、その恐ろしさが身にしみて感じられると思います。
どちらも中々ショッキングでした。
でも、こういった恐ろしい事がその地域のルールとしてまかり通っている。それに対して外部の人間はどうすべきか?ということになると、難しい問題でもあります。世界共通で人類普遍の倫理観、それを押し付けるのは正しいことなのか。そうかもしれない。けど、そうじゃないかもしれない。うーん、、っていつも悩みます。
ちなみに、男女平等指数ランキングでは、この中国、インドよりも日本の方がランキング下なんです実は。
中国103位、インド108位、日本110位っていう。
これを見ると、日本の女性は相当厳しい状況に置かれているんだなと思いますが、カズマグナムは男子なので、なかなかその不遇を肌感覚として感じることができません。。学んでいかなければ。
日本は色んな意味でまたまだ後進国ですね〜
ってことで、今日はこれでおしまい!
↓以下のバナークリックして頂けると嬉しいです!嬉しくて小躍りします!よろしくお願いします