子育てダンサーkazmagnumの、フランス語つまみ食い生活(海外時事ニュース)

なんとなく独学で始めたフランス語をダラダラ続けながら、 2人の息子(1歳児と2歳ポメラニアン)の育児に踊り狂っております

主にフランスの新聞(ルモンド、リベラシオン、フィガロの3紙)の記事と、その中のフランス語フレーズをご紹介しています。仏検対策なんかにいいかも??なんて思ったり。

あと、日常生活の事なんかもたまーに挙げていこうと思ってます!

よろしくお願いしまーす。

こんにちは、カズマグナムです。

最近どうも日中のおやつの消費が激しくなってきています。僕は朝昼しっかりごはんを食べるのでそれほど間食は多くない方だったのですが、ここ暫くはことあるごとにおやつを食べてしまい、我慢もできなくなってきてるのです。特に仕事帰りにたまにアイスを食べるのが楽しみでもあるのですが、その頻度も夏よりむしろ増えてるんじゃないかというくらい。まあ冬に食べるアイスの方が格段に好きだっていうのもあるんですけど、、、


慢性的な寝不足とか疲れがあるのかしら??確かに睡眠時間は以前より短くて、大体平均4時間くらいになってるんですが、それもまあ慣れてきて、日中はさほど辛くもなくなってきています。とはいえ知らぬ間に疲れが溜まっていて、体が癒しを求めているのかもしれない。


ということで、基本的に体の欲求に従ってどんどんお菓子とか食べてるので、ちょっとこれはいかんなーとさすがに思いはじめてます。何か体脂肪率もどんどん増えてきたし、この辺で悪習をストップせねば!





てことで、今日もいつものように記事をご紹介していきまーす。




↓(リベラシオンの記事)

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↓(記事のURL)






タイトルは、
「学校における性教育。チュニジアが道を開くとき。」
という感じでしょうか。





イスラム教を信仰するアラブ系国家では性に関する話題は、学校においても家庭においても世代を問わずタブーとされています。そのため、特に若者を中心として、性感染症などについての知識が欠如していることが問題となっています。

一方2010年から11年にかけての「ジャスミン革命」を経て、アラブ系国家で唯一民主化が機能しているとされるチュニジアは、性感染症についての正しい知識を身につけることで性暴力から身を守ることなどを目的とし、5歳から学校で性教育を行うことを発表しました。まずはチュニスをはじめとして13の地域で試験的に制度がスタートするようです。


民主化の流れからも分かるように、チュニジアは他のアラブ国家より先進的で、重婚の禁止や投票権の獲得、妊娠中絶の合法化など女性の権利についても早くから認められてきています。



<今日のフレーズ>

今日は、今回の施策を提案した女性議員のYamina Zoghlami 氏のコメントをご紹介します。

"Nous devons ancrer la culture sexuelle auprès des enfants. Cessons de parler de halal et haram et apprenons à l’enfant à se familiariser avec son corps !"

「私達は子供たちに対して性文化をしっかりと繋ぎ止めなければならない。ハラール(イスラム法で許されているもの)やハラーム(イスラム法で禁じられているもの)について話すのはやめて、自分の体に関心を持つよう子どもたちに教えよう。」





性教育というと、イスラム国家でなくても(特に日本では)何となく避けがちになってしまう話題だと思いますが、道徳教育と同様に、むしろそれ以上に大事なものだと思います。間違った知識や迷信などで、時には病気にかかって命を落とすということもあり得るからです。

極端な話ですが例え死に至らなくても、アフリカを中心に行われている女性器切除(FGM)という儀式・慣習の例もあります。文化や慣習はある意味で大事だとは思いますが、やはり正しい知識を持つことの方が大切ではないでしょうか。

これは性教育に限らず通常の医療においてもそうで、科学的根拠のない治療法を信じたせいで正しい治療を受けられずに亡くなるという人もいるのです。



で、性教育に話を戻すと、女性が女性自身を、男性が男性自身を知ることは勿論のこと、異性のことについても知っておく必要があります。相手の体のことを理解してはじめて、相手への配慮や優しさが生まれるはず。逆にいうと、知識がなければそれは生まれないということになります。

ただ、アラブ世界ではチュニジアを除いては学校でも家庭でも性教育がなされていないということであれば、まだまだ正しい知識を身につけられない子どもが沢山いるということになります。これは大きな問題ですが、チュニジア以外の民主化すら進んでいない国で、同様に性教育が今後進むとも考えにくい所があります。うーん、悩ましいですねー。



日本でも充分に性教育が行われているとは思えないので、学校でも家庭でも、自分の子供には正しく性教育をしないといけないなと、自分にも言い聞かせつつ、今日はこれでお終い!


À bientôt !!


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こんにちは、カズマグナムです。

先日ものすごく風の強い日があって、迂闊にもついつい洗濯物を外に干しっぱなしにしていたのですが、案の定いくつか干していた服が飛んでいってしまってました。。マンションの12階からだったので、かなり遠くに飛んでったかもしれない、、、

その中には保育園の登園で着るスモック(結構高かった)もあって、洗い替えと合わせて2着しかなかったので、これは痛いなーと思っていたのですが、なんと!親切などなたかが拾ってくれていたらしく、家の近くの公園付近にハンガーで掛けてくれていました。

その服を拾った日はたまたま愛犬ポメマグナムの散歩でそこを通りかかったのですが、その道はいつもは散歩で通らないルートなので、その日に限ってなんとなくそこを通ったことで、奇跡的に飛んでった服を発見できたのです。


うーん、これには何だか運命的なものを感じてしまいます。これから何かいいことあったりして??他に飛んでった服も、そのうち見つかるといいなー。



さて、今日はリベラシオンの記事をご紹介しますー。



↓(リベラシオンの記事)

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↓(記事のURL)






タイトルは、
「オーストラリアで、干ばつ対策として1万頭の野生のヒトコブラクダが殺される?」
という感じでしょうか。






先日起きた森林の大規模火災によって多くの野生動物が犠牲となったオーストラリアでは、高温や乾燥の問題が深刻化していますが、その問題を受け、オーストラリア先住民の居住地域であるAnangu Pitjantjatjara Yankunytjatjaraでは、5日間で10000頭のヒトコブラクダを殺す計画を発表しました。

オーストラリアの野生のヒトコブラクダは乾燥のため水を求めて生息地を広げており、先住民のコミュニティを脅かす存在となっています。さらにはウシなどと同じ反芻動物であるラクダは、ゲップによって環境中にメタンガスを放出するとされており、ラクダの除去によって温暖化対策にもなると先住民側は主張していますが、この政策にはインターネット上で批判の声も上がっています。

ラクダの除去政策はオーストラリアで以前から提唱されていて、昨年はオーストラリア北部のGoldfieldsで2500頭のラクダが殺されたようです。
これまでラクダは砂漠地帯での移動手段としてオーストラリアでは重宝されていましたが、個体数が増加しすぎたことによって有害であるとみなされるようになったことが背景にあるようです。



<今日のフレーズ>

今日はラクダの除去政策の方法と意義について語る一文をご紹介します。

"des snipers vont abattre depuis des hélicoptères 10000 dromadaires sauvages en Australie,en raison de la menace que constituent pour les populations ces animaux qui,du fait de la sécheresse,s’approchent de plus en plus de certaines localités pour y trouver de l’eau."

「乾燥が問題となっているオーストラリアでは、水を求めて人の居住地に移動するラクダの増加が脅威となっており、狙撃手がヘリコプターから10000頭の野生のヒトコブラクダを殺す計画を立てています。」






日本でも鹿や猿などの獣害に悩まされている地域ではその殺処分をめぐって賛否両論の議論が続いているようですが、このラクダの殺傷についてはちょっと規模がすごくて、流石にちょっとひどいんじゃない?って思ってしまいます。

勿論数だけで良し悪しを判断するのは良くないですが、その殺傷方法もちょっと乱暴すぎやしないかしら?でもまあ一頭一頭丁寧に安楽死とかしてたらキリがないっていうのもあるのかもしれないし、僕は所詮外野の人間なので何とも言えないですが、、、。10000頭っていう数も多いのか否かって考えると、もともとの推定数とががわからないので何とも言えない所です。


それと、ラクダが減れば温暖化の進行を抑えられるっていう理屈はどうも眉唾な気がするんですが、もし本当にそうであったとしても、人間一人ひとりの活動による二酸化炭素放出量のほうが多いんじゃないか?ゲップより自動車の方がよっぽど環境に悪そうだし、反芻動物が温暖化を進めてるとか言うけど、そもそも動物が過剰に増えたのも、もともとは人間が利用するようになったからではないのか??勝手に増やされて勝手に減らされるってのは、動物からすればいい迷惑だと思います。

日本では人口減が確実視されてますが、むしろこのままある程度減少した方が地球環境には優しいと思うのですが、、。そんなこと言うと非人道的って言われそうですが、無理に動物を殺すより自然減で人間が減っていく方がよっぽど良いんじゃないか?


なんて、色々なことを考えてしまいます。




てことで今日はこれでお終い!



À bientôt !!


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こんにちは、カズマグナムです。

息子カズマグナム2号は1歳7か月を過ぎ、最近は夜ぐっすり眠るようになってきていたのですが、ここ数日は連日夜中に目を覚まし、激しく夜泣きをする日が続いています。

もう完全にスイッチが入ってしまったみたいで何をどうしても泣き止まず、抱っこすら拒否されてしまう始末。。1時間以上泣き続けてようやく寝たと思ったら、すぐにまた泣き始めるという感じで、まとまった睡眠がとれず寝不足の毎日です。

年末年始の休みでずっと保育園に行かず家で過ごしていたのでそれに慣れてしまって、また保育園が始まったことがストレスになったのかな??と想像しているのですが、何せ言葉が話せないので実際はどうなのかはよくわかりません。


とはいえまあ夜泣きは脳の成長の証だという説もあるようなので、たくさん夜泣きすればその分成長があるんだと考えると、前向きに温かく見守れるような気がします。



でも眠いのは辛いので、今日はゆっくり寝て欲しいなあー。いろいろ身勝手な親ですんまへん。。




さて、今日はルモンドより少し短めの記事をご紹介します!



↓(ルモンドの記事)

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↓(記事のURL)






タイトルは、
「フランス、<新聞画、風刺画の場>を開設」
という感じでしょうか




フランスの週刊誌「Charlie Hebdo(シャルリー・エブド)」の本社にイスラム過激派が侵入し、12人が殺害されたテロ事件からちょうど5年が経過する1月7日、事件を追悼するセレモニーが行われました。

一方事件以来、風刺画や風刺画家への圧力は続いているため、文化大臣Franck Riester氏は、新聞画・風刺画を創造・評価・促進し、そのクリエーター達を守るためのミーティングの場として<maison du dessin de presse et du dessin satirique>を創設することを発表しました。





<今日のフレーズ>

少し短めの記事でしたが、今日はその中で風刺画の持つ意義について語られた一文をご紹介します。

"Fait pour rire et informer, souvent irrévérencieux, le dessin de presse est dans nos sociétés une puissante forme d’expression et de créativité au service de l’indépendance des médias et donc de la vitalité de nos démocraties."

時には不遜な表現で笑わせたり情報を伝えるために描かれる新聞画(風刺画)は、私たちの社会においてはメディアの独立した一部門として、力強い表現創造の手段であり、民主主義に活力を与えてくれるものです。





前回のブログでは人工妊娠中絶を批判する広告の是非、つまり表現の自由について取り上げましたが、シャルリー・エブドの事件があった頃も表現の自由をめぐって激しい論争が行われていた記憶があります。

一体「表現の自由」はどこまで許されるのか?難しいんですが、僕は他人のもつ思想・信条の自由を侵害しない限りは許されるのかな?と思っています。

例えば人工妊娠中絶についてであれば、中絶反対の意思を示すのは自由ですが、他人の中絶行為を批判するのはダメなんじゃないかと思うのです。この2つは同じように見えますが、全然違います。

また、日本でもよく問題視されてるヘイトスピーチについても、他人の生活や精神の自由を脅かしているレベルであればアウトだと思います。ただ、外国人や他民族への批判や懸念を示すこと自体は、表現の自由として許される気がします。

ほんとに微妙で、自分自身でも明確に基準があるわけではないので難しいのですが、宗教に関しても、宗教の在り方や思想を批判することは許されていいと思います。ただ、それを冒涜することはやはりダメだと思います。


うーん、考えれば考えるほどぐるぐる回ってわからなくなってきてしまいますが、それくらい「表現の自由」っていう言葉はややこしいものを含んでいるなーといつも思います。

ただ一つ言えることは、たとえ相手を批判しても、その相手に敬意をもつことを忘れてはいけないということなんじゃないでしょうか??



で、シャルリー・エブド事件についてですが、許容されるレベルを超えた表現で冒涜された側は勿論怒って当然で、風刺画の表現にも問題があったとは思うのですが、それに対しては言論などの表現で応えるというのが筋だと思います。そういう意味で、批判に対してテロによる攻撃で報復したというのはどう考えても許されることではありません。



表現には表現で応える。このシンプルな掟が守られれば、もっと世界は平穏なのになあー。



てことで今日はこれでお終い!



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こんにちは、カズマグナムです。

あっ、Bonne Annéeですね!年末年始は全くブログのことも忘れてひたすらのんびり家で過ごしており、気づけばもう10日以上も更新が途絶えておりました。


さて年末年始はというと、カズマグナム家にはテレビがなく、息子カズマグナム2号はまだ1歳7か月と小さいので体力的にあまり遠くにはお出掛けもしづらい、ってことで、今年は近くの公園に行ったり家で遊んだりで日々が過ぎていった感じがします。

こんなにゆっくり過ごした年末も久しぶりですが、長い時間家族と過ごすことが出来たのが有意義だった気がします。


そして今年の初詣で引いたおみくじは息子が大吉、奥さんが吉、僕が中吉ということで、まあ平穏に過ごせそうな結果だったので、とりあえず一安心。

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気持ち新たにまた一年、頑張りまーす!




さて、今日はリベラシオンからの記事をご紹介します。



↓(リベラシオンの記事)

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↓(記事のURL)






タイトルは、
「反妊娠中絶(IVG)の広告を駅に戻すよう裁判所が命令」
という感じでしょうか。





人工妊娠中絶に反対する民間団体Alliance Vitaがパリの駅構内に貼り出した400枚ほどにのぼる2種類の広告(«La société progressera à condition de respecter la paternité» ou «à condition de respecter la maternité»:「社会は父性(または母性)を尊ぶことでのみ進歩する」)が、「公共の場における広告の中立性に反する」というパリ市長Anne Hidalgo氏の指示により駅から撤去されました。

ですが、広告の掲示はAlliance VitaとMediatransports(電車や駅構内などの広告を手がける会社)との間で結ばれた契約であるため、パリ市長が何の協議も無く広告を撤去指示したことに対しAlliance Vita側が反発し、裁判所からは広告を戻すように勧告がありました。

その措置にパリ市長は抗議の声を上げ、AllianceVitaは広告をさらに広げていく意思を示すなど、まるで泥仕合のような争いになっています。



<今日のフレーズ>

今日は、反妊娠中絶に関する広告を撤去した根拠を示す一文をご紹介します

「Deux visuels relatifs à la protection de la maternité et à la protection de la paternité peuvent être entendus comme des messages militants excédant le principe de neutralité qui s’impose dans les transports publics.」

「母性や父性を守るべきだというそれぞれ2つの広告は、公共交通機関において守るべき中立の原則を逸脱しており、煽動的なメッセージとして広がる恐れがあります。」








確かに双方の合意のもとに貼り出された広告を第三者が勝手に撤去するというパリ市長の強硬策はいかがなものかと思いますが、問題の広告自体も公共の場で貼り出されることに疑問を感じざるを得ない内容であることは確かだと思います。

子どもを中絶することへの批判はわからないでもないですが、やむを得ない事情で中絶を選ぶのが望ましいケースもあるはず。フランスは日本よりも遥かに性犯罪の率が高いと聞いたことがありますし、その分中絶を望む声もきっと多いのだと思います。なのに様々な事情を考慮せず、十把一絡げに価値観を押し付けるというのはやめてもらいたい。

果たして記事のAlliance Vitaのような保守的な団体の人たちは、もし自分が同じ立場に立った場合もその主義を貫いて中絶をせず出産するのでしょうか?「当然だ」と言うかもしれませんが、実際に被害に遭ってなければ何とでも言えるので、果たしてどうなのか疑問に感じます。


僕はこういった価値観の絡む争いがあるときにいつも思いますが、それぞれがどんな価値観を持ってもそれは個人の自由なので勝手だし互いに議論するのは良いことなのですが、自分の価値観を人に無理に強いるというのは明らかに間違いだと思います。それは個人の自由を侵害することになるから。なぜ自分の価値観が正しいとか当然と思ってしまうのか、僕には理解できません。



まあいずれにせよ、今回のようにお互いが子供みたいにやられたらやり返すみたいなやり方で抗議をし合っても何の解決も無いので、これはもう双方話し合いとか法廷闘争しかないんじゃないでしょうか??



てことで今日はこれでお終い!



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こんにちは、カズマグナムです。

クリスマスが終わり、一気に正月が近づいてますねー。でも個人的には何かバタバタしててあんまり年末感がなく変な感じです。それにカズマグナム家にはテレビがないのでテレビ番組で年末を感じることもないし、親戚まわりする予定もないので、ただ家でゆっくりする正月になりそうです。

でも普段仕事で奥さんも忙しくて家族でゆっくりっていうことも中々できないので、今年の年末年始はひたすらゆっくり過ごすのもそれはそれでいいのかな?って気もします。

のんびり海外ドラマ観たり映画観たりってのもいいなー。特に予定も決まってないので、これから年末年始の過ごし方を考えないと。

あと、やっぱり食べ過ぎには注意ですね!



↓(定番のサンタの服を着せられるカズマグナム2号)

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さて、今日もリベラシオンから記事のご紹介です。



↓(リベラシオンの記事)

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↓(記事のURL)







タイトルは、
「羊からニットへ、フランスウールの再生」
という感じでしょうか。






外国産の安価なウールや合成繊維の流通によって、フランスのウール産業が現在危機に瀕しています。

コートやマフラーなど冬物衣料には欠かせない衣料素材「ウール」ですが、製造工程の複雑さや人手不足などからくるコスト高によって、上質なものにはそれ相応の値段がついてしまいます。そしてその価格が敬遠され、安価な海外製品や合成繊維との競争に敗れて売れ残ってしまったフランスのウールは、その後混紡向けに中国やトルコなどに安く売られているようです。

ウール製造には、羊毛を刈ってから洗浄し、梳いて紡ぐといった様々な工程が含まれますが、もはやそのような加工ができる工場自体もフランス国内には殆どなくなっています。
また、ウール製造の減少を理由に羊の毛刈りをしなくなる農家や羊牧自体を辞める農家も出てきて、このままでは680万頭もの羊がフランス国内で管理のないまま放牧される、という試算も出てきているようです。

今回の記事ではそんな苦境の中、フランスのウール産業を再生しようと奮闘する工場やウール製品を手がけるデザイナーなどの口から、現状の問題点や今後の展望などが語られています。




<今日のフレーズ>

今日は自身の名を冠したメンズブランドのデザイナーであるLaetitia Modeste氏のコメントをご紹介します。

On doit changer le regard des consommateurs. Je ne peux pas baisser mes prix si je veux rémunérer correctement tous les artisans impliqués dans la fabrication et les éleveurs. Je préfère que les gens m’achètent un vêtement pour le garder longtemps et qu’ils aient conscience que ce prix est nécessaire pour conserver des savoir-faire sur le point de disparaître.

「人々の見方が変わる必要があります。製造に関わる職人の方々に正当な賃金を支払うためには、値段を下げることは出来ないのです。私は、人々が服を長く着るために購入し、服の価格は消えゆく技術を残していくためには必要なものなのだと意識してくれればと考えています。」





最近はファストファッションが進化してきて、低価格でもそれなりの品質のものが作られるようになってきています。某ユ◯クロなんかでは、カシミヤやウール100%を謳った製品が低価格で売られていたりします。ただ「100%」っていっても、実際には素材の密度や品質は様々なので「100%=上質」とは限らないのですが、消費者はわかりやすい情報に引っ張られることが常なので、100%であれば良いと考えてしまいます。そう考えると、その消費者心理を逆手に取った姑息な企業戦略と言えなくもない気がします。それに低価格であることは、その製造に関わる人々の賃金も低いのだということも忘れてはなりません。


100%とはいっても廉価なウールは、恐らく劣化が早いでしょうし着心地もそこまで良くない。合成繊維や混紡に関しては「長く着る」という発想で作られているものではないので 、1度破れたりしたらもうアウトです。どんどん買い替えさせるファストファッションのスパイラルは、もはや止まることを知りません。

価格はそれなりに高くても1つの服(もの)を大事に長く使う、経年を味わう、破れても直して使い続けるという発想が無くなり、古くなったら買い換える使い捨てみたいな風潮がどんどん広がって歯止めが効かなくなっていて、まるでハクスリーの「すばらしい新世界」的ディストピアの世界。



こういった流れは服に限らず、どんな分野にでも共通している問題だと思います。このままでは本当に良いものを作るための技術や文化が衰退してしまいます。そして、一度消えてしまったものは再生することが困難なのです。



本当にこれでいいのか??
私達は自分の生き方をもう少し考え直してみる必要があると思います。これからの未来世代のためにも。



何て真面目な話になってしまいましたが、今日はこれでお終い!



À bientôt !!


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